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「軍艦島 ~未来を夢見た島~」 その3

 こんにちは!
今回は久々に軍艦島シリーズになります。
前回からちょっと間が空いてしまったので、今回は写真多めに紹介していこうと思います。
今回紹介するのは、軍艦島にある端島小中学校と鉱員社宅「65号棟」です。
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向かって正面が端島小中学校、その左が鉱員社宅です。
ちなみに、小中学校の建物の下にある赤い鉄筋の骨組みは体育館跡だそうです。
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端島小中学校は、1958年(昭和33年)に建てられた7階建ての建物で、1階から4階までが小学校、5階から7階が中学校、6回には講堂・図書館・音楽室、7階には理科室などの特別教室があったそうです。
そしてこの小中学校では、当時日本では初めてとなるエレベーターが給食を運ぶ設備として設置されていました。
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そして、鉱員社宅の方「65号棟」は9階建てで屋上が保育園となっており、ここからは見えませんがコの字型の建物で中央が児童公園になっていました。この島では一番大きな建物として知られています。
それと、この65棟には建物と建物をつなぐ空中廊下があり、65号棟の左側に見えるコンクリートの橋がそうです。
IMG_0449.jpg
この保育所だった屋上には滑り台があり、あまり知られてはいませんが、現在でもその姿を確認することが出来ます。
錆びて朽ち果てることもなく、台風にも飛ばされず、そのまま残っているというのが凄いですね。
3831
面白いのは当時、コの字型のため各住居が丸見えだったそうですが、区切りのカーテンをすることもなく、プライバシーなども気にする人も少なく、ありのままの状態だったそうです。
今では考えられないことかもしれませんが、当時同じ島に住む人たち同士の「大きな家族」的な感覚だったようです。
なので、休みの日なんかの子供たちは、隣の住人のお兄さんに映画館に連れてもらったりしてたそうです。
そういえば、昔自分の身近な所でもそういうお兄さんはいましたが、最近では子供と遊んでくれる近所の人って少なくなりましたよね。 
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ある軍艦島関連の著書で、ここの学校の先生についてこう書かれていました。
「この島の先生は、叱る時は徹底的に叱り、褒める時は本当にわが身のように喜んでくれた。先生に叱られても親は先生を責めるわけではなく、間違った本人たちをたしなめた。(中略)就職や進学の相談は、まず先生とじっくり話をして最後に親とするのである。それほどに先生への信頼が厚かった。」

上に書かれていることは、先生としてはごくごく当たり前のことですが、この当たり前のことが出来ていないのが今の日本の先生ですよね。もちろん、現在でも立派な先生はいると思いますが、色々な先生の不祥事が目立ちすぎて、どうしても粗ばかりが目立ってしまいます。

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この島の生活を色々調べていて、「当時、この島にあって今の日本人が失ってしまったもの」というものがあるように感じるのは、決して気のせいではないと思います。

 
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テーマ:廃墟写真 - ジャンル:写真

  1. 2012/05/28(月) 00:00:45|
  2. 軍艦島(長崎)
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:9
<<印象派はこうして世界を征服した | ホーム | JR北海道 その2>>

コメント

一時期、廃墟めぐりもブームとなりましたが
なんで人は廃墟に心惹かれるのでしょうね?

やっぱりそこにいた人たちの
営為や思いが残っていて、
後世の人々を呼んでいるのかな~?
  1. 2012/05/28(月) 11:08:42 |
  2. URL |
  3. なをさん #-
  4. [ 編集 ]

こんにちは~。
姿を変えていく途中の写真を見るのは、
最後のチャンスではないかと思って見てしまいます。
黄昏ですよね。
動画の生の声は貴重ですね。
  1. 2012/05/28(月) 12:43:21 |
  2. URL |
  3. zig #5h.aGyeY
  4. [ 編集 ]

こんにちは。

映画のようなロケーション。

そして先生と生徒、親の信頼関係。

おっしゃる通り、現在の状況とは違いますねぇ。
  1. 2012/05/28(月) 13:52:49 |
  2. URL |
  3.  味よし (あじよし) #-
  4. [ 編集 ]

なをさんさんへ
こんばんは
自分はあまり廃墟とかには関心が無い方なんですが、
この軍艦島だけはとても惹かれます。
この島には、昭和初期の当時の面影などが
そのまま残ってるからかもしれません。
なをさんが言うように、そこに住んでいた人たちの
強い想いが残ってるからかもしれませんね。

zigさんへ
こんばんは!
zigさんが言われるように、近い将来この島の建物は風化によって潰れる運命ですから、
自分も「これが最後」と思いながら写真を撮っていたのを覚えています。
しかし、できればこのような貴重な文化は残してほしいものですね。

味よしさんへ
こんばんは~。
この記事を書いていた直後に、どこかの先生が
セクハラで逮捕されたとかいう報道をやってました(笑)
昔を見本に出来る事は、まだまだたくさんある気がしますね。
  1. 2012/05/28(月) 21:10:00 |
  2. URL |
  3. きみひと@ #-
  4. [ 編集 ]

きみひと@さまへ

こんばんは!
いつもながら詳しく軍艦島についてレポートしてくださって
ありがとうございます(*^^*)
せっかく近いのだから、やはり早いうちに
一度は見てみたいという思いが強くなりました。

うちの子の担任が、新学期早々に病気休暇をとられました。
どうやらメンタル的な病気のようです。
先生もいろいろ大変そうですね。
家庭と学校の指導のバランスなど考えさせられる機会でした。
  1. 2012/05/28(月) 22:45:50 |
  2. URL |
  3. しんかなまま #QxpOF//g
  4. [ 編集 ]

しんかなままさんへ
こんばんは!
しんかなままさんのように、いつでも行けるような距離に住んでおられるのが、滅茶苦茶羨ましいです(笑)
うちのブログで、ちょっとでも参考になれば幸いです。

今の先生はホント大変ですよね・・・。
生徒やPTAの親御さんたちに板挟みになり、過労で倒れたり自殺されてしまう先生の話をよく聞きます。
環境が中々改善されないのが今の現状のようですね。
  1. 2012/05/28(月) 23:05:44 |
  2. URL |
  3. きみひと@ #-
  4. [ 編集 ]

軍艦一家

軍艦島は島全体が大家族の絆で結ばれていたのでしょうか。
この島に渡る背景からして、何か絆を求める気持ちが潜在していました。

軍艦は潰れた。
今日の日本も、絆意識は消えて居るか、消えているに等しい状態です。
東日本大震災で、一時は全国的な救援モードにあっても、がれき受け入れ態度は・・・絆の復活と想ったのは一時の興奮か。(応援)
  1. 2012/05/29(火) 20:10:48 |
  2. URL |
  3. ijin #7ozVZe.w
  4. [ 編集 ]

こんばんわ〜

今まさに 耳をすませば・・・
賑やかな子供たちの遊ぶ声が聞こえてくるような・・・
そんな錯覚を覚えますね

廃墟と化した、かつての街
うたかたの夢でしたか・・・・・・

一度は訪ねてみたい軍艦島
  1. 2012/05/29(火) 20:49:33 |
  2. URL |
  3. みみごん #-
  4. [ 編集 ]

ijinさんへ
こんばんは~。
自分もijinさんと同意見であります。
今の時代ほど、「絆」という言葉が軽くなってしまったことは無いんじゃないでしょうか。
地元である京都でも、去年福島の薪を大文字で焼こうとして
大反対していたニュースが流れておりました。
とても情けなく、恥ずかしい思いでおりました。
瓦礫や放射能の問題などは、今やどの地域でも他人事ではなく、
決して逃げることのできない問題だと思うんですけどね。

みみごんさんへ
こんばんは!
この軍艦島が他の廃墟と違う所は、昭和初期の生活感がそのまま残っている所だと思います。
まさに、うたかたの夢を感じる不思議な空間でした。
  1. 2012/05/29(火) 21:22:12 |
  2. URL |
  3. きみひと@ #-
  4. [ 編集 ]

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