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子供の愛し方がわからない親たち

*この記事は、去年の4月に掲載したものを新たに編集したものです

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テレビではしょっちゅう、幼児虐待、子供への虐待に関するニュースがながれてます。
自分の愛する子供になぜ、あんなひどい仕打ちができるのか。
親の生活苦や、人間関係にも原因はあるかもしれませんが、根本的な問題は別にあります。
家族機能研究所代表斉藤 学氏は、この問題に30年以上関わっておられて、アルコール依存・薬物依存研究の第一人者で、現在でもこういう問題の第一線で活動されている方です。

彼は本書の中で、「虐待を繰り返している親は、自分も子供の頃に虐待を受けているのだ」と主張しています。
幼い頃に受けた虐待の記憶は時が立つにつれてある程度は忘れていきます。ですが、体は決して忘れることはなく、無意識、つまり潜在意識のなかに鮮明に残されているのです。(例えはおかしいかもしれませんが、催眠術なんかは、潜在意識に直接命令をインプットするものですから、それに似ているかもしれません。)そして虐待は、親から子へと伝わっていきます。だから、虐待をしている親はなぜ虐待してしまうのか、本人にもわかりません。そこにこの問題の難しさがあります。よく虐待して逮捕された親がコメントで、「ムシャクシャしてやった」とか「カッとなってやった」などといいますが、そういうことなんですよ。自分でも理由がわからない。

虐待をしてしまう親を治療するに当たって一番初めにしなければならないことは、自分の幼少時代に受けた虐待の記憶を鮮明にすることです。そこで初めて、潜在意識から、顕在意識にかわり、意識することで治療の第一歩を進むことができます。第一歩です。これが終わりではありません。ある意味過去の自分との戦いですから、1,2年もしくはそれ以上の年月を治療に要します。最近のニュースなどでも、虐待事件の報道はよく聞きます。その虐待の方法などは耳を塞ぎたくなるようなものばかりですが、自分の子供を愛していない、心の底から子を憎んでいる親なんて存在せず、必ずそこには原因があると信じてやみません。
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  1. 2011/10/21(金) 07:00:13|
  2. 書籍
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:6
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コメント

虐待の連鎖

私は保育士だったので、
この問題は他人事ではありません(でした)。
やっぱり、自分の子どもを愛していない親はいないので、
育児に悩んでいても、話を聞いてもらえただけで気が楽になった
と言われたことがあります。

虐待を受けた人が親になった時、我が子に虐待をしてしまう、
という虐待の連鎖は、深刻な問題です。
虐待は子どもにとって耐え難い体験なので、
心のスイッチを切ってしまうことがあるそうです。
現実から逃げたいから、何も感じないように心の安全装置が働くんです。
それが別の形を取ると、多重人格になってしまうこともあります。
主人格には虐待の記憶はなく、別人格はその記憶を持っている。
そうなったら、治療はとても大変だと思います…

いま、虐待には通報の義務があります。
知ってて知らないフリをしてはいけないんです!!
でも、「しつけ」と「虐待」の線引きが難しく、
なかなか児童相談所に通報はできませんよね。

都会は家庭と地域との繋がりが希薄なので、
なかなか問題が表面に出てきません。
社会のシステムから変えないと、ダメです。
相談相手としての保育士の質の向上、ひいては待遇の改善も必要です。
国や評論家は、前者ばかり強調しますが、
月に手取り12万円の現実を知らないはずはありません。
ホントに難しい問題です…
後半は愚痴になっちゃいましたね(笑)

  1. 2011/10/22(土) 01:55:36 |
  2. URL |
  3. まかろん #-
  4. [ 編集 ]

幼い時期の親の愛情

瀬在意識からの虐待。
言われれば、納得です。

お寝ショウすろ子が居ます。
学校の成績は良いし礼儀正しいし、申し分ありません。
潜在意識に「親から十分の愛情を貰っていないことから、満たされない心」がある。
本人はその自覚はありません。

自分で原因が解らずに「よからぬこと」をしてしまう。
「自分の意に沿わぬこと」をしてしまう。

このように考えると、親の子育ての役割の重要さが解ります。

不幸な「幼少の時代」に虐待まで行かなくても
「親から愛されないか、愛が少なかった子」は増えています。

「共働き」で朝早くから「保育園」に預けられ、
「夕刻」自宅に連れ戻されても、子供は早寝です。
親も疲れて、子に十分の愛情を与える時間がない。

「親から十分の愛情を貰った子は優しい人に育つ」と言います。
ならば、今の世相も、穏やかに見える家庭すら、
問題を抱えていることになります。(応援)
  1. 2011/10/22(土) 13:41:24 |
  2. URL |
  3. ijin #7ozVZe.w
  4. [ 編集 ]

私は20年ほど前、大学で臨床心理学を専攻していた時、斎藤学先生の講演を聞きに、東京まで行ったことがあります。
当時から斎藤先生は、虐待の連鎖やアダルトチルドレン、共依存などを分かりやすく話してくださっていました。

そして、大学卒業後、私は2年間、精神科で心理士として働いたのですが、虐待問題の解決の難しさをヒシヒシと感じました。

きみひと@さんがおっしゃるように、自分の子どもを愛していないから虐待するのではありません。
逆に、本当に愛していなくて虐待しているのなら、子どもも『この親はダメだ!』と割り切って、非行に走るなり、引きこもるなり、乳幼児は別として対抗策をとり、世代間連鎖は止まる可能性があります。
しかし、親が自分の子どもを愛しているのに、虐待の世代間連鎖から逃れられず子どもを同じ目に合わせてしまうため、子どもも、その矛盾を察知して親を見捨てられず、虐待は、また次の世代へと引き継がれていくのでした。

私自身、親の期待に応えるべくいい子を演じ、ヘトヘトになったアダルトチルドレンでして、そういうこともあり、臨床心理学科に進みました。
私の経験で言うと、病院での治療は、精神科医と患者さんが親子関係(縦の関係)に似ているため、なかなか自分の過去の記憶にたどりつけないんです。
それよりも、患者さん同士で語り合うグループワークのほうが、横の関係なので、わりと自分に重ね合わせて気づきがあることが多かったです。

でも、私自身、両親さらにその両親から引き継がれてきたものに気づき、仕方ないと諦められるようになるまで、5年ぐらいかかりました。
それに、やはり私は両親を愛しているので、『あなたたちのせいで、私がこんなに生きづらいんだ!』と、叫んだのは1度きりでした。
ただ、自分が親になって、子どもに世代間連鎖で虐待が引き継がれているのかは、正直、分かりません。
私がいい子を演じて苦しかったので、子どもにはいい子を強要していないつもりなんですが、どうなんでしょう?!

私も、まかろん様と同じく愚痴になっちゃいましたね。
聞いていただき、きみひと@さま、ありがとうございま~す!
  1. 2011/10/22(土) 14:15:16 |
  2. URL |
  3. ちよこ #-
  4. [ 編集 ]

まかろんさんへ
こんばんは
まかろんさんの、実際の現場からの貴重なお声、そして現場にいるからこそ分かる実際の問題、とても勉強になります
怒りや恐怖の感情を殺してしまうと、他の感情も希薄になります。人間、一部の感情だけ切り離してコントロールするなんて器用な事できませんからね。

確かに今は、どの仕事も手取りがかなり減りましたね。
それに、人材を育てる環境、余裕もほとんどないんじゃないでしょうか。
即戦力を求める結果、人が育たず会社が体力をなくしてしまうのが今の現状だと思います。

ijin さんへ
こんばんは
この書籍が出たのが確か1992年、20年前でもかなり酷い現状でしたが、恐らく今は景気の悪さなどもあり、もっと悪化してると考えられます。

日本人のよく想像する理想の家族というのは、実は戦後アメリカからCMやホームドラマなどから輸入されてきた一種の「幻想」だと斉藤学氏は主張しています。
いま日本人は、本当の幸せとは何かを真剣に考える必要があるのかも知れません。

ちよこさんへ
こんばんは!
結構、講演されている話は聞くんですが、一度も行ったことがないんですよね・・・。
そのかわり、この斎藤氏の書籍はかなり買い込んで読みふけっていた時期があります。ちょっと過激な所もあるけれど(笑)、現場の最前線で戦ってる人だけあって、とてもためになりました。
この方の書籍は、共感できるところが多々あり、ひょっとしたら、自分もアダルトチルドレンだったかも(汗)。

そして、ちよこさんの実際の現場でのお話、とてもためになります。ちよこさんの仰ってる、患者さん同士で語り合うグループワークというのは斎藤氏も、とても重要視されてましたね。
やはり、正しいか正しくないかは誰にも分からないと思います。重要なのは、自分のとった行動が、いいのか悪いのか常に考えながら進むことだと思います。

貴重な現場でのお話、ありがとうございました。
  1. 2011/10/22(土) 19:03:24 |
  2. URL |
  3. きみひと@ #-
  4. [ 編集 ]

俺も中一、小五の娘がいるのでおっしゃりたい事はよくわかります
知り合いに虐待に近い? 事をされて保護したこともあります
非常に難しい問題ではありますが、目を背けてもいられない問題でもあります
幸いにも我が家は父である俺自身がどちらかというと、娘達から虐待(笑)に近い仕打ちをされている状況ではありますが、それは俺がバイクで遊び呆けているから・・・
俺は家の中で笑いあえるような環境を作れるように頑張っています
ちょっと重い話題だったので、あえてこのようなコメにしました
決して茶化している訳ではありません
理解していただければ幸いです m(_ _)m
  1. 2011/10/22(土) 19:25:21 |
  2. URL |
  3. masa #-
  4. [ 編集 ]

masa さんへ
こんばんは!
娘さんたちからの虐待に、吹き出して笑ってしまいましたw
masa さんのブログでよく娘さんたちのお写真を拝見しますが、とても幸せそうじゃないですか~。
やっぱ笑顔って大事ですよね。そういう環境を作ろうと努力しているmasa さんは素敵です(笑)

  1. 2011/10/22(土) 21:31:07 |
  2. URL |
  3. きみひと@ #-
  4. [ 編集 ]

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