この記事は、去年の11月に掲載したものを加筆、修正したものです。 自分はいつも新幹線に乗ると、大人気なくキャッキャ騒いでおりますw
そして乗る座席はいつも窓側。窓側に乗れないときは次の時間の新幹線まで後回し。徹底しております。
高速で流れる風景を見てるのが好きなんですよ。新幹線以外で体験できることではないですからね。ある意味スピードは男のロマンですよね!(
誰か同意してw)
その新幹線に革命が起こりました。1997年、
500系の誕生です。
当時、世界初の時速300キロ、今までの新幹線の常識を破るスタイルとカラーリング。
松本零士の世界が実現したんだな、と本気で思いました。日本国内はもちろん、海外の人にも人気があり、500系が入線して来ると
歓喜の声を上げながら写真を撮ってる外国人を何度か目撃しておりますこの500系のデザイナー、実は日本人じゃないんですよ。
アレクサンダー・ノイマイスターという人で、ドイツなどの高速鉄道なども手がけている巨匠デザイナーとして有名な人物です。
実は、彼の設計した500系は2案あり、もう一つのデザインは、ロングノーズの部分がもう少し短かったそうです。フランスの高速鉄道TGVに近い感じですね。ノイマイスター氏自身、現在の500のデザインが通るとはあまりおもってなかったそうです。この「革新的なスタイル」を選んだのは、日立笠戸事業所の当時チーフエンジニアだった服部守成氏。ある意味これは奇跡に近い決断です。ノイマイスター氏はこのことを「
デザインとテクノロジーの幸せな結婚」とまで表現しています。
ですが、残念なことに次の次世代機にはこの500系のスタイルを受け継ぐことはありませんでした。
東北新幹線の新しい車両、
E5系を見れば明確です。E5系のデザインに見たノイマイスター氏曰く、「アクロバティックなデザイン」と言わしめるほど。なぜあんなデザインになってしまったのか。原因は車体の形にあります
この写真は700系の「レールスター」西日本仕様です。車体をよく見ると
箱型になってるのがわかります。四角形ですね。これに対して500系は
円筒形の車体です。理由ははっきりわかりませんがJR東海はこの箱型にこだわっていて、
この箱型に執着するがゆえに無理な形になっていくのです。JR東海は次世代の車両にこの箱型で開発していく方針に変更はないようです。この箱型にこだわる以上、500系のようなスタイリッシュな新幹線は今後出てくることはないでしょう。そういう意味でも、500系は貴重な存在だといえます。
スポンサーサイト
テーマ:鉄道 - ジャンル:趣味・実用
- 2012/09/21(金) 00:00:26|
- 鉄道
-
| トラックバック:0
-
| コメント:8